観光するならココは外せない!
名古屋駅から15分ほどの場所にある覚王山は交通アクセスの良さもあり観光客に人気のあるエリアです。揚輝荘をはじめとした歴史のある名所も多く、カフェやスイーツも楽しめるとあって普段から地元の人たちでにぎわっています。
駅から歩いて10分!「覚王山 日泰寺」
覚王山エリアの観光スポットといえば地名の由来にもなった覚王山 日泰寺」でしょう。駅からは歩いて約10分のところにあり、参道にはスイーツのお店やおしゃれな雑貨屋さんがずらりと並んでいます。ウィンドウショッピングを楽しみながらゆっくりと向かうのがおすすめですよ。
寺院の名前に入っている「覚王」はお釈迦様を表しています。「覚王山 日泰寺」は、タイの国王から贈られた仏舎利(お釈迦様の御真骨)を奉安するために1904年に建立されました。日本とタイの寺院という意味で「日泰寺」という名前になったそうです。
日泰寺ではどの宗派にも属さない国内唯一の「超宗派」を掲げていることが特徴なんですが、これは日本全土でお釈迦様をお守りするという想いからきており、すべての仏教徒を受け入れています。
そんな深い歴史のある日泰寺は一般的な普通のお寺とはちょっと違います。本堂にはタイの国旗がはためき、仏舎利を日本に分与してくださったタイ王国ラーマ5世チュラロンコン大王の銅像が建てられています。また、大王像の側には、タイを象徴する2頭の象の銅像も。象の間に立って記念撮影する人も多いようですよ。旅の思い出に1枚いかがですか?
日泰寺は朝5:00に開門し、夕方16:30に閉門します。朝は比較的訪れる人も少ないので写真も撮りやすいですよ。
青年向けの社会教育施設「昭和塾堂」
愛知県が青年向けの社会教育のために1928年に建設した教育施設です。昭和改元の記念事業として当時の県知事が中心となって建設が進められました。塔を中心とした一風変わった様式の建物で、上から見ても横から見ても「人」の文字に見えるように設計されています。どうやら施設建設の目的である「人づくり」を表しているようですね。
1943年には軍部に接収されて東海軍事司令部として使用されましたが、戦後は名古屋大学の医学部や愛知県教育文化研究所、名古屋市千種区仮庁舎などとして活用され、現在は城山八幡宮の管理下に置かれています。
城山八幡宮の境内の一角にあるため、木々などに遮られ通りからはほとんど見えなくなっています。「こんなところに?」と思うような小山の上にありますが、歴史を感じられる貴重な建物ということもあり、観光客だけでなく地元の人も多く訪れています。